【シチリア】
ラモレスカlamoresca

並べ替え:
価格の低い順
価格の高い順
おすすめ順
新着順

Lamoresca

ラモレスカ

SAN MICHELE DI GANZALIA|SICILIA

海の影響を受けない、山のシチリアワイン

Ca' la Bionda

◭友人、フランク・コーネリッセン

ベルギーでイタリア料理店を営んでいたフィリッポ・リッツォ。シェフ、ナンシーとは後に結婚する事になります。何もかも上手くいっていたフィリッポですが、家族のオリジンであるシチリアの自然環境が侵されている事を知り、遂にシチリアへ移住を決断してしまいます。
2000年、46本のオリーブ樹と少しの葡萄畑を購入。友人、フランク・コーネリッセンに醸造を任せてワイン造りを開始。2005年、パッキーノの葡萄畑を購入し拡大しますが、フランクが離脱する事になり、自分でワイン造りまで担当するようになります。
その後、フィリッポはカタニア県とエンナ県の境界に位置するサン・ミケーレ・ディ・ガンザリアに移住し、ここで本格的なワイン造りを開始。パッキーノの畑はイル・モルテッリートに引き継がれ、今でもカライアンクが造られます。
サン・ミケーレ・ディ・ガンザリアは海の影響を受けないシチリア島の中心部にあり、標高は430mとシチリアの産地で最も高い位置にあります。一般的なシチリアワインとは違う、独自のテロワール、山のワインなのです。
土壌は砂が押し固められた砂岩と粘土質の混合土壌。その所々にはシレックスが混ざり込んでいます。海の影響がない典型的内陸性気候の為、日照量が多く、極度に乾燥していて、降雨量はシチリアで最も少ない過酷な環境。

◭ミミズで活性化

古代品種(モレスカ種)のオリーブ樹とサボテン、そして各種の野菜の栽培の一部として葡萄畑を所有。周囲はサボテン栽培と小麦が主流で葡萄畑は、どんどん減少しています。乾燥に強い小麦、オリーブ、サボテン、葡萄しか育たない厳しい環境なのです。
栽培できる品種は限られます。乾燥に耐えられるヴェルメンティーノ、フラッパート、ネロ・ダーヴォラ、グルナッシュのみが栽培可能。これらの品種は乾燥していても葉を蓄え、朝露を得て、少ない水分でも生き残ります。
野菜も含めた全ての所有畑では、一切農薬は使用しません。乾燥のお陰でバクテリアが少なく、病気は少ないので、ウドンコ病が出た場合のみ、銅と硫黄を使用するのみで済みます。また、収穫の3ヶ月前からは、それさえも使用しません。
福岡正信の影響を強く受けていて、土壌の活性化を重要視します。葡萄畑に隣接してイナゴマメ、ユーカリ等を植え、その影響と下草を刈り込む事だけで地中の窒素を増やし、ミミズを増やし、バクテリアを増殖させ、長い目での土壌改善を目指しているのです。

◭凄いワインではなく毎日飲みたいワイン

醸造所は自宅の1階部分。古いセメントタンクとファイバー樹脂の大きなバケツで解放発酵。勿論、野生酵母のみです。発酵初期は1日6回程度、櫂入れを行い、発酵を促進。マセラシオンは白ワインで3日程度、赤ワインで30日程度まで短縮しました。以前のワインは長いマセラシオンの影響で強く、硬く閉じていると感じています。
マセラシオン後は家庭用のザルで果皮を取り除き、古樽に入れて熟成。以前より、少しだけ収穫を早くして、マセラシオンを短くした事で、発売当初から華やかで飲み心地の良いワインに変わってきています。
以前は凄いワインを造ろうという意識が強かったが、今は自分達が毎日飲んで美味しいワインを造りたいと大きく変化したフィリッポ。毎日、家の周辺の畑に出て、汗だくになって作業し、夕方から家のテラスでワインを飲みながら奥さんと食事。理想的なカンティーナ、理想的な人生ですね。

(全10件)10件表示

  • 1