【モンフェラート】
カッシーナ・イウリiuli

並べ替え:
価格の低い順
価格の高い順
おすすめ順
新着順

Cascina Iuli

カッシーナ・イウリ

MONFERRATO|PIEMONTE

北モンフェッラートのドリンカビリティ

Ca' la Bionda

◭南北で異なる性質のモンフェッラート

ピエモンテ州モンフェッラートの北部、人口70人のモンタルド村。この村にある唯一のワイナリーがカッシーナ・イウリです。当主はファブリッツィオ・イウリ。この村に生まれ、お爺さんが残してくれた16haの葡萄畑と20haの森を守り続けています。
モンフェッラートは広大で、一言で、その個性を言い表す事は出来ません。ニッツァで有名な南部は赤土の粘土質で石灰は少なく、日照量は多くなります。とにかく暑いのでアルコール度数も高い重厚なバルベーラを産みます。
イウリのある北部モンフェッラートはポー川に近いので、粘土に川に由来する砂質が混じります。標高は低く、日照は少し弱い。お陰でバルベーラは軽快でアロマティック。アルコール度数も低めです。繊細な品種、ピノ・ネロやグリニョリーノと相性が良くなります。
モンタルド村は砂質を含む白い粘土石灰土壌で、南部のような赤い粘土質は存在しません。砂質はワインを軽やかに、香豊かに仕上げてくれます。ピノ・ネロやグリニョリーノもフェノール類、香味成分を多く蓄え、酸度もキープしてくれるのです。
『この土地のテロワールはピエモンテで最も軽やかで香豊かなワインを造ってくれる。イウリのワインは常にフレッシュで活き活きした果実とクリスピーなミネラル。決して重たくなく、甘くない。最もドリンカブルなピエモンテワインなのです』

◭1度も農薬が使われていない畑

お婆さんは料理上手が高じて、オステリアを開業。地元の人々の憩いの場でした。お爺さんが葡萄を育て、ワインを造り、そのオステリアで提供していました。そのワインこそが、今も造り続けているロッソーレだったのです。
所有する土地は36haと広大ですが、20haは手付かずの森を残し、葡萄畑が独立しないよう、他の動植物と共存するようにし、生物多様性を維持しています。葡萄樹だけの世界では葡萄樹は自然治癒力を失い、病害虫にも弱くなってしまうのです。
1930年に祖父が植樹して以来、100年近く、一切の化学薬品は使用されていません。また、この村に他の生産者は存在しませんので、飛来する農薬もありません。畑では福岡正信の不耕起を取り入れ、一部ビオディナミも導入しています。
カンティーナ脇にはヴィレッジ・フォレスト・スクールを開設。子供達が自然の中で、何かに興味を持ち、創造性を育て、工夫する能力を取得させながら、何が大切なのかを感じてもらう学校。ファブリッツィオは美しい自然を残す次世代も育てているのです。

◭ナチュラルワインの意味

醸造は野生酵母のみで発酵。酵素含め、何も添加しません。(極少量の亜硫酸のみ)葡萄がしたいようにするだけと言いますが、祖父と同じく、ピエモンテの古典的醸造法を元にしていて、今も古い小型のセメントタンクが使われています。
フレッシュさとドリンカビリティを大切にするファブリッツィオ。1999年には北斜面にピノ・ネロ。数年前には、森の中の冷涼区画にスラリーナ、南斜面には暑くても酸度を保つ事が出来る古代品種バラトゥチャットを植樹し、より軽快な個性を強めています。
2021年からは、子育てが一段落した、奥様サマー・ウルフもワイン造りを開始。モンフェッラートで伝説の女性葡萄栽培家で友人のロザルバのフレイザ・ピッコロから爽やかな赤ワイン。バラトゥチャットは9日間のマセラシオンで絶妙のバランス。
『私達にとって自然を尊重してワインを造るという事は当たり前。もはや、生活の一部なのです。ナチュラルワインである前に、畑で自然と共に過ごし、自然を感じなくてはいけない。発酵するモストの自然な変化を感じて理解しなくてはいけない』

(全4件)4件表示

  • 1